ガラスコーティング

ガラスコーティングとは

樹脂またはガラスパウダーを塗装表面に固定させる事で長期のコーティング効果を発揮するものです。
ガラスコーティングは施工方法も内容も塗装に非常に良く似ています。
ガラスコーティングは「汚れ落ちをよくするもの」であり、「傷防止」になるものではありません。
ガラスコーティングしてあれば水洗いだけでOKは消費者をだます手口です。
傷防止に関してはフィルムコーティングのページをご参考下さい。

ガラスコーティングの種類

ガラスコーティングは硬化させると
高品質樹脂になる「樹脂ガラスタイプ
窓ガラスと同様の成分となる「ガラスパウダータイプ
の2タイプに分かれます。

「樹脂ガラスタイプ」は「シロキサン」などのキーワードが含まれるもので
「ガラスパウダータイプ」は「アクアミカ・ポリシラザン」などのキーワードが含まれます。

 

樹脂ガラスタイプ(ピカピカレインなど)

長所
艶が出る
汚れ落ちはノーマルボディより良い
施工が簡単
錆を防止する効果がある
専用設備が無くても施工できる
皮膜を形成する
摩擦係数が低くなるので傷は入りにくくなる

短所
耐久性が低い
耐熱温度が低い

施工部位
上回り外装

施工方法
手塗り

重要ポイント
インターネットで大量売りをしているものは施工の意味がないほど濃度が薄い
それらは3か月ほどで消失する
基本的に触り心地はツルツル

 

ガラスパウダータイプ(CR-1 クォーツガラスコーティングなど)

長所
耐久性が高い
耐熱温度が高い
汚れ落ちが樹脂タイプよりはるかに良い

短所
艶が出ない(見た目は全く変わりません)
パウダーで皮膜を形成しないので錆防止にならない
摩擦係数が増えるので傷が入りやすくなる
専用設備が必要になる

施工部位
上回り外装・下回り

施工方法要
手塗り・ガン施工

重要ポイント
濃度が低いものは施工する価値がとても少ない
艶が出ない・錆も防止できない
基本的に触り心地はガラスパウダーなのでギシギシ(濃度の高いもの)

 

施工後の取り扱い方法

基本的にノーマルボディと同じ扱い方で問題ありません。

洗車後の水分を放置したままにすると、水道水に含まれるイオン成分の固着が起こる場合があり、
水分が付着した場合、乾燥する前に速やかに水分を回収した方が良いです。

下回りにガラスパウダー10yearコーティングをかけている場合、
すべての洗車が終わったのち、取り切れていない油分(チェーングリス等)はパーツクリーナー等を布に塗布し、
優しく拭き上げる方法を取ってください。

 

ガラスコーティング業界には「嘘」や「消費者をだます甘い言葉」が蔓延している

「9H」
「傷に強くなる」
「傷防止」
「サビ防止」
「●●層の」
「最強」
「水洗いだけでOK」
「鎧」
ガラスパウダータイプなのに「皮膜」
「紫外線カット」
「ダイヤモンド」

コーティングの説明に上記のキーワードが含まれているショップは選ばないほうが良いと思います。
中には「ダイヤモンド」といいつつ「樹脂」のようなものまであります。

ガラスコーティングは施工するショップの気質が非常に反映されやすく、
扱いとしては「塗装と同じ」ですので、専門ショップをお勧め致します。

また、コーティング後の洗車はシャンプーを絶対に使用した方が良いです。
理由として、シャンプーを使うことにより、摩擦係数を減らし、ボディに入る傷を減少させる事ができる為です。
コーティングも摩擦係数を減らすことにより、自動的に長持ちします。
シャンプーを使用した際は成分が残留しないようにすすぎはしっかり行いましょう。

 

パットサービスが取り扱っているコーティング剤

パットサービスは日本で初めて複数のガラス剤を施工するという手法を取ったショップです。

現在となっては複数種類のコーティングをするショップは他にもありますが、当店がこの業界の先駆けとなります。

当店が使用できるコーティング剤は10種類以上ありますが、常時使用するコーティング剤は4タイプです。

樹脂ガラスタイプ(主に上回り外装・金属保護に使用)

●インフィニティ 硬度が必要な外装用
●グラスグロス 硬度よりも光度が必要な外装用
●メタルクォーツNEO 熱のかからない金属用 錆防止

 

ガラスパウダータイプ(主に下回りに使用 上回りに使用することもあります)

●クォーツガラスコーティング ガン施工
●ガラスパウダー10yearコーティング 手塗り